
中古キッチンカーのメリット
キッチンカーで起業するにあたって中古で始めたいと思う方は多いと思います。いくつかメリットをまとめてみました。
費用が抑えられる
一番の理由はコレではないでしょうか?
単純に車両に費用をかけたくない、もしくはかけられないということもあるかもしれません。
費用を抑えることにはそのぶんを商品開発にお金を回せるということにもなります。ピカピカの店舗で味がイマイチなのと店舗はボロいけどすごく美味しくて繁盛している中華料理屋さんのイメージです。
キャッチーなのは見た目ですが、実力がものを言う業種です。
かっこいい車も素敵ですが始めはグッとこらえて商品に力を入れるのは賢い選択だと思います。
納期が早い
実際に売りに出ているものですから話がまとまればすぐに納車できます。
制作するとなると半年は覚悟しないといけませんが中古車なら1ヶ月とかかりません。車が手に入るタイミングが早ければ実車でのシュミレーションや営業活動に時間が使えます。
タイムイズマネー。早いことはとてもメリットになります。
確認すべき点がクリアならこんなにいい買い物はない
前項でも触れましたが、中古キッチンカーを選ぶ際に確認すべきことが結構あります。しかし裏を返せばそれらが全てクリアならかなりお買い得とも言えます。正しい知識と自分のコンセプトを明確にして車両選びをしていきましょう。
中古キッチンカーのデメリット
もちろんデメリットも存在します。ここではしっかりデメリットも把握した上でより良いキッチンカー選びをサポートしていきます。
在庫が少ない、だいたいが一点もの
中古車サイトをご覧いただければすぐにお分かりだとは思いますが、ほとんどが一点ものです。なかなか似たようなスペックのものがありません。
また量産型の車でも在庫しているところも稀で1台今売りに出ています!
と言うような状況です。
その中で掘り出し物を見つけるにはやはり努力しかありません、、
隠れた故障(欠陥)があるかも
様々な項目をチェックできたとしてもどうしても分からない部分が存在します。それはもう覚悟しかありません。
個人売買であれば前オーナーさんの人柄などが判断材料になってきますが、確実なものではないはずです。
車の専門的な部分は専門家に相談するのが一番でしょう。
少なくともリスクは存在すると腹に決めて行動しましょう。
中古で買うべき理由はコレ
キッチンカーで起業することはとても夢のあることです。
夢を追うバイタリティがあれば正しい知識を身につけ、毎日の車両探しの努力することができるはずです。
もしそれができないのであればお金を出して新車を買いましょう。
結局は人です。事業は始めるために始めるのではなく成功させ、継続させていくものです。
リスクを理解し努力する人は中古キッチンカーで起業しましょう!
意外と見落としがち!?中古キッチンカー相場
基本的には中古車販売サイトと個人売買が主流です。
そこでの相場観を身につけましょう。テスト
大手サイト2社
移動販売車として登録されているものが掲載されているが、保健所の許可に適合しているかなどは基本問い合わせしないとわからない。
ちなみに弊社がいくつか問い合わせしたところほとんどが分からない、、でした。
Gooネット
カーセンサー
個人売買サイト
キッチンカーは特殊車両なので個人間での取引の方が活発かもしれません。
値段も売主さんの売りたい時期によって交渉が効きます。
また内部の写真などが多く掲載されていることもあるのも特徴です。
ジモティー
ヤフオク
効果的に探すには?
中古車は個体差が多く、いいものに出会うにはいポイントがあります。
ここでは3つのポイントを紹介します。
1. 自分の欲しいサイズを把握して他にブレない
2. 個人間に掘り出し物あり
3. 冬が狙い目
1. 自分の欲しいサイズを把握して他にブレない
これは一番重要です。予算ありきで探すと必要サイズより大きいものが予算内で出てきたりします。しかしそこは要注意です。
保険や、維持費、営業場所や商材などの相性など見直さないといけなくなってしまいます。自分の計画通り進めるためにもここはしっかり抑えておくと良いでしょう。
2. 個人間に掘り出し物あり
ジモティーやヤフオクでの取引では掘り出し物があります。
理由としては業者さんを通さないので価格が安いことが多いです。
また開業してすぐに売りに出されるものもあります。なんらかの事情で手放さなくてはいけなくなってしまったのでしょう。
オーナーさん本人が出品していますので車のことを詳しく聞けるのもポイントです。こまめにチェックしてみてはいかがでしょう?
3. 冬が狙い目
流動性の部分でいうと圧倒的に冬場が多いです。
職種の特徴としてやはり夏が稼ぎどきで仕事のボリュームも多いです。
反対に冬場は仕事の案件自体が少なく苦戦するオーナーさんも多いみたいです。その際に売りに出されることも多くなり獲得のチャンスになります。
だいたい11月から2月までが狙い目です。
購入の時の注意点が多い
では実際に購入するときにどのような点に注意する必要があるでしょうか?これを知らないと後から多額の費用がかかったり大変です。
押さえるべきポイントがたくさんありますので次項にまとめました。
参考にしてみてください。
「保存版」中古車で絶対確認すべき事項
走行距離と修復履歴
走行距離の目安は10万kmです。もし10万km以上であればタイミングベルトが交換されているかどうかは必ず確認してください。
単純に交換だけであれば3万円〜4万円で済みますが、10万km以上走っていて交換していないとしたらメンテナンスがしっかり行われていなかった車両と考えられます。
修復履歴はとても重要です。
一概に修復履歴ありがNGではありません。ポイントはどの部分を修復したか?です。バンパーやホイールなど外装部分ならまず問題ありません。
しかしエンジン周りや電気系統などであればかなり注意が必要です。
もしその2つに該当するのであれば具体的な故障理由と修復内容を確認してリスクを知ってから購入しましょう。
水タンクの容量
これは保健所の営業許可に関するところです。
基本的に40ℓ、80ℓ、200ℓと区分されていますがそのどれかを把握する必要があります。
後から積み直せるかどうかを判断することも大切です。
また見落としがちなのは排水タンクです。給水タンクと同じ容量を確保することはもちろん形状によって許認可が下りない可能性があります。
写真A NG可能性あり
写真B OK
上記の写真Aの排水タンクで、2つ以上に分かれている場合は保健所の許認可が下りない可能性がります。詳しくは管轄の保健所に問い合わせすることおすすめします。
シンクの大きさと数
シンクの大きさも確認しておかなければなりません。
基本的には2つ必要と考えて間違いありません。ポイントはサイズです。
東京都の品川区の実例を参考にしてみましょう。
大きさの基準
シンク大
幅*奥*深さ 450mm 360mm 180mm
シンク小(手洗い)
幅*奥 360mm 280mm
品川保健所2018年4月現在の情報です。
各自治体によって解釈が違うため一概に言えませんが、概ねこのくらいのサイズがあれば安心です。極端に小さいシンクは使えませんので、その場合は積み直しを覚悟しましょう。
その際は費用がかかることもそうですが、最悪のケースはシンクを積み直しすると作業スペースが極端に狭くなることや、そもそも積み直せない、、なんてことも。買ってからでは遅いので必ず確認しましょう。
ミッション車かオートマ車か?
絶対にオートマ車がいいです。
軽トラなど未だにミッションがあります。値段も若干安くはなっていることがありますが、ゆくゆくは誰かに運転してもらうなど考えてもやはりミッション車はリスクです。
キッチンカーである以上什器備品が常にありそれなりの重量があります。
坂道発進なども懸念点です。
よほどのことがない限りオートマ車を選びましょう。
車検証記載の車両登録情報
車のサイズが記載されているところに注目です。
車両を取得してからキッチンカーに改造していますのでそれに伴い車両の構造変更手続きがなされているかを確認する必要があります。
もし変更前のままであれば自身で手続きしなければなりませんし、規格によっては一部取り外しなんてことも、、、
現物車両と車検証の寸法などが一致しているかは必ず確認しましょう。